COLUMN
COVID-19 アジア10ヶ国 感染者数の推移
フィリピンの現状
国内対策状況
LOCKDOWN
○
STAY HOME
×
TRAINS
△
STORES
△
WORKPLACE
△
都市封鎖
外出規制
交通機関
店舗施設
職場
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3月に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大の第2波により、マニラ首都圏全域は9月31日まで、一般的隔離措置(GCQ)の対象地域とされており、公共交通機関の利用が全般的に可能だが、マスクの着用が義務付けられている。また、ソーシャルディスタンスを保つ必要があり、9月13日までは1mを開ける事が必要とされていたが、14日からは75cm、28日からは50cmまで縮小されている。今後10月12日からは、30cmまで縮小される模様。
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GCQが適用されているマニラ首都圏全域では、店舗施設においては7月21日より、店舗の収容能力の50%以内で夜9時まで可能。
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職場が原則、リモートワークで行われている。
調査対応状況
△
△
△
×
○
グループ / デプス
インタビュー
家庭訪問
CLT(会場調査)
街頭インタビュー
オンラインアンケート
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以前、高い水準(国全体で1日辺り2~3000人規模)で新規感染者が増加しており、
そのため、グループインタビューはグルイン会場での実施も可能であるが、オンラインが推奨されている。 -
また、家庭訪問は対象者から敬遠される事も多く、協力率が低くなっており、
リクルート期間が通常よりも長い期間が必要とされる。 -
会場におけるCLTは、利用施設の収容人数の50%までという制限。
街中(街頭)でのインタビューは実施不可となっている。
Topic
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(20年12月29日)
フィリピン政府は、新型コロナウイルス変異種が1例確認され、日本を含む計20カ国・地域からの外国人の入国・通過を12月30日から2021年1月15日まで禁止することを発表。
その後、15日、新型コロナウイルスの変異種が確認された日本を含む、33カ国・地域からの外国人の入国禁止措置を31日まで延長すると発表した。
14日にはフィリピン食品医薬品局が米製薬大手ファイザーなどが開発したコロナワクチンの緊急使用を承認した。
英アストラゼネカや中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)なども緊急使用を申請している。
早ければ2月にもファイザーなどから調達し、接種を始める考えだ。
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(20年9月28日)
国内の新型コロナウイルスの感染者数は30万人を超えており、アジア地域ではインドネシアを差し置いて最多。
7月より検査能力の拡大で感染者が増えている側面もあるが、感染収束の目途は立っていない。
経済が大きく停滞しているため、規制強化と緩和を繰り返しているが、期待されていた10月1日からの規制緩和は見送られており、マニラ首都圏全域は引き続き一般的隔離措置(GCQ)下に敷かれる。
一方で、致死率はインドネシアと同様にアジアでも著しく低く、30万人ほどの感染者に対し、5000人の死者数であるため、致死率=1.7%ほどと、日本(1.9%)と比べても低い。