top of page
実行中の子供たち

COLUMN

 中国における子供の肥満

中国の大人の肥満に続き、子供の肥満についてお話します

06/2021

「伝統文化」と子供の肥満

伝統文化的には太っている子供は“健康”“綺麗”“裕福”などのポジティブなイメージです。逆に痩せている子供は“不健康”“醜い”“空腹”“貧しい”などのネガティブイメージなイメージがあります。そのため児童の肥満については、ネガティブイメージ持つことはありません。伝統文化の影響で、両親は子供の肥満について危機感を持つことがなく、正しい管理を行うことができてないと思います。

_edited.jpg

 

「動的活動の減少」

経済発展によって中国での、自動車保有台数が20年前に比べて、大幅に増えてきました。そこで昔ならば登下校を徒歩或は自転車でしましたが、
現在はほどんとの地域では車で送迎するようになってきました。(図1、図2)
都市の不動産開発により、都市部の公園が少なく、子供の遊び場所が大幅に減りました。学業負担の増加と、TV番組、PCやスマホコンテンツ増加などで、室外スポーツをする児童が減っていました。これらの原因で、児童が動的時間より静的時間が増えて来たのが、肥満上昇の原因の一つと考えられます。

図1 中国 1978年と2015年の交通手段の変化

_edited.png
_edited.png

図2 中国 1991年~2015年までの自家用車保有台数の変化

_edited.png

「家庭収入が高いほど肥満率が高い」

世帯月収と児童の健康状態の関係(図3)からみると、収入が高い世帯ほど児童の栄養不良率は減っていますが、肥満率が上がる傾向があります。子供の肥満は裕福によるものだと言えるでしょう。

中国 世帯収入別 学齢児童栄養及び健康状況に関する報告から抜粋

図3 中国 世帯月収別 学齢児童栄養及び健康状況の関係

_edited.jpg

中国人にとって子供は大切な宝です。小皇帝と揶揄されるように欲しいものを好きなだけ与えられる生活です。特に、裕福な家庭では顕著です。子供が食べたいと思うものを食べたいだけ与えているのに屋外活動量(運動量)が減っていることが、肥満の原因の一つだと推測します。筆者の経験によると、私の子供の時代はテレビ番組も少なく、放課後に外で遊ぶことが多かったです。今の子供は色々なコンテンツに囲まれている上に、塾などの勉強に充てる時間を取られます。また時間があり、外で遊ぼうと思ったとしても、都市部は不動産開発により子供が遊べる場所が明らかになくなってしまっています。 

実行中の子供たち
bottom of page